「無料相談」と「着手金0円」は広告上よく並びますが、意味は別です。着手金は依頼時に支払う費用区分を指し、成功報酬や実費(交通費・書類費など)は別の区分です。着手金が0円でも、どの区分が設定されるかは事務所ごとに異なるため、広告の文言だけで総額を判断するのは危険です。
STEP1:「無料相談」の範囲を確認
無料の対象は相談自体のみか、回数制限や適用対象・例外の有無を確認します。「初回のみ無料」といった但し書きがないか、広告の本文も確認しましょう。広告が具体的な情報提供(例:書類の無料チェック)を約束しているなら、それが実際に受けられるかも予約時に確認します。約束した内容が提供されない場合、広告として問題となる例があります。
STEP2:費用の内訳を確認
依頼前に、着手金・成功報酬・実費の3区分について金額と支払い時期を質問します。「成功報酬はいつ発生するか」「途中で解約したらどうなるか」も確認しましょう。費用条件は口頭ではなく書面で出してもらうのが基本です。見積書や契約書に内訳が明記されているか確認してから署名してください。
STEP3:初回相談で聞く質問リスト
初回相談は依頼を決める前の最後の確認の場です。以下の6点を確認しましょう。
・費用の見積もりと書面の有無
・担当が弁護士本人かどうか
・担当者への連絡手段と返答時間
・今後の進め方とおおよその時期
・結果を保証する言葉がないか
・答えがあいまいな点を再確認する
注意すべき広告のサイン
「必ず賠償額が増える」「費用は一切かからない」など結果や費用を断定する表現は慎重に扱ってください。Googleの広告ポリシーでも、実現できない約束や無料オファーの表現、身元の誤表示は重大な違反とされます。具体的な情報提供を約束して実際には提供しない場合も問題になり得ます。「無料」「最安」などの言葉で別のページへのクリックを促す誘導も、誤解を招く手法として問題とされます。
免責と次の一歩
費用体系や対応内容は事務所ごとに異なり、地域差もあります。本記事は一般的な情報提供であり、個別の法律相談の代わりにはなりません。損害賠償額や報酬の相場はここでは扱いません。依頼前には費用条件を書面で確認し、ご自身の事情は弁護士に直接相談してください。