示談提示を受けた後、依頼の要否を決める前に、以下の3点を確認します。
1. 費用体系:着手金・成功報酬・実費の3項目で構成されるのが一般的です。それぞれの意味と支払い時期を、見積書と委任契約書で書面確認しましょう。口頭説明だけに頼らず、契約前に不明点を解消します。契約書にない費用や条件は後から請求されないよう、書面で残る形で確認するのが基本です。
2. 保険の特約:自動車保険に弁護士費用特約が付帯している場合があります。保険証券と約款を開き、特約の有無、補償対象、適用条件を自分の目で確認しましょう。特約は契約によって付帯条件が異なるため、保険会社の資料を併せて確認します。
3. 専門性:交通事故の解決には過失割合や後遺障害の評価など専門的な知識が関わります。相談時に「交通事故・後遺障害の取扱実績」を尋ね、対応経験と手続きの進め方を確認しましょう。実績の確認は依頼先選びの基本です。相談時に質問を用意しておくと、対応の丁寧さも見えてきます。
判断の流れ
次の3段階で整理すると、依頼の要否が見えやすくなります。
- 示談前か示談後かを確認します。示談前の依頼なら交渉の余地が残っており、示談後の依頼では覆すのが難しい場合もあります。
- 提示額に納得できない理由を書き出し、過失割合・後遺障害など専門的判断が要る論点があるかどうかを整理します。
- 論点があるなら、複数の事務所の無料相談を利用し、費用説明と対応方針を比較します。論点がない場合でも、一度相談して確認する選択肢があります。
次の一歩
相談時には保険証券、診断書、事故証明書を用意しましょう。複数の事務所に同じ状況を説明し、費用の説明方法、対応方針、担当者の専門性を比べます。相談は無料でも、その後の費用体系は事務所ごとに異なります。見積もりを書面でもらって比較しましょう。示談の期限を急かされても、納得できるまで確認を続けることが大切です。
注意点
本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。具体的な金額相場や特約の補償内容は本記事では未検証のため、公開前に公式資料で裏付けを確認し、情報を追記する予定です。制度は地域や保険商品により異なります。個別の事案についての判断は、弁護士や法テラスなどの専門窓口へ相談してください。迷ったときは一人で決めず、専門窓口を頼りましょう。